医療情報におけるエントロピー
エントロピーは、物質や熱の拡散の程度を示す指標であり、熱力学で用いられる物理学の用語です。一方、情報科学でもエントロピーという用語がよく使われるようになり、情報量の指標に用いられます。エントロピーは、事象がどれだけ情報を持っているかという情報の量を表します。とくに、情報の平均値として求められます。情報科学は医療に取っても不可欠ですので、医療情報の領域においてエントロピーという表現が可能かどうか考えてみました。
大きい病院と小さな病院と比較しますと、エントロピーは大きい病院が多く、小さい病院が少なくなります。当然、大病院には多くの情報を有しているためです。問題は、エントロピーが多いと、すなわち情報量が多いと医療情報の機能が効率的かどうかです。そもそも「情報量」を調べることにどのような意義があるのでしょうか。これはよくわかりません。また、医療経済を考えますと、様々な費用と相関するかどうか、どう分析したらよいかよくわかりません。
病院の問題を考える場合、質的な見方もありますが、量的な情報から考えるやり方もあってもよいかも知れません。情報の確かさと病院機能は深く関連すると推定されます。
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